昨日16日は、群馬県館林市でFCIのドッグショーが開催され関孫六君のトトロというショートヘアーのワン君が出陳されていた。結果がご本人のFB上には、「無事終了」とのみ記述されている。彼の心情を察するに同情の極みである。
そんな彼から上掲の写真を見て私のFBのコメントに下記のような質問があった。
>関孫六
素晴らしい犬だと思います!が、
外崎さんが理想的とおっしゃる体高と体長のバランスが若干ですけど体長が長い気がしますが写真でしか見てない素人の感想なので気になさらないで下さい。
と彼にしては、珍しく言葉は、丁重かつ低姿勢な質問なのでそれの返事コメントを、下記のとおり記述した。
がその返事の前に質問コメントの中に誤った理解で質問されているので是正したい。
>
外崎さんが理想的・・・云々
の件である。
何を理想的と私が過去に語ったのであろうか?
「体高体長のバランス」と彼は書いているので犬種標準書(Standard)を理想的と理解しているのであろう。
日本犬界では、スタンダードを”理想像を描写している”と理解する人々が多いしJKCもそのように基本的には、理解している。
しかし、私は、「Standard」という英語に理想」とか理想像」という意味がどんな辞書を見てもある訳がない。
スタンダード(標準)は、滑っても転んでもスタンダード(標準)以上のものでない。犬種の標準でありその結果犬種の識別をする基準となるのである。
かいつまんで言うと例えば、体高体長の比率は、標準的(一般的)なセントバーナードならこのような比率を持ているものですよ。と語っているのでその標準的な比率から逸脱すると欠点ですよ(短足胴長etc)と罰則規定で教示し,犬標準に基づいた犬造りこそ私が日頃繰り返し言っている[Correct breed type](犬種の正しいタイプ)の犬造りの指針となっているものである。
この理解は、私がSBCA(Saint Bernard Club of America)の審査員研修会で教えられた当たり前の理解で先進諸国の常識であり日本の非常識である。
という訳で体高体長のバランスが”理想的”など考えたこともなく言及したこともないので誤解を与えるような表現をしないで欲しい。
さてここで関孫六君への返しコメントを紹介する。
>関孫六君あなたは、日本最高学府King’s Woods Saint Bernard Academy の憂頭生でしたね。
私の押し付け教育のお蔭で初心者にしては、大変良いところに話題を作られましたね。
体高体長のバランスに目が行くなんて私のスパルタ教育のお蔭ですね。さすが日本のみならず世界的な権威が教授すると棒も立つものですね。
ただ教え忘れたことがあります。
それは、体高体長のバランスは、立姿の時の採寸であり犬がゲイトしている時のバランスでないことを教え忘れましたね。
ブログの一番下の写真がその犬のバランスを問題にしたほうが賢明であり的外れの議論になりませんよ。
更にもっと高度な勉強をしましょうか?
授業料が高いけどよろしいでしょうか?
ブログトップに貼ってあるストンジュニアのゲイトの写真は、ただ張った訳でもないのですよ。
憂頭生の勉強のために貼ってあるのですよ。ショードッグとしてのクオリティーを持っている犬なら当たり前のことなのですが、トロットでの走行中でさえ前肢の伸びのあるストライドそして後肢の真後ろへの蹴りができるという事は、何を物語るかは、SBCAの教育委員会で審査員としての研修を受けた人は皆知っております。
この姿勢でゲイトすれば、どんな犬でも胴長に見える写真しか撮れませんよ。ここに添付した写真は、SBCAの解説書に掲載されているゲイト時の写真です。
足腰のしっかりした健全な犬でないとトロット時に前肢の伸び後肢の蹴りが出来ないのです。
憂頭生君!
理解できましたか。犬をリングで走らせるという意味が。私は、成犬のビデが公開された時に見るのは、このような前後肢が正しくストライドしているかリーチの幅が等幅かをいつもチェックしています。残念ながら動画上ではストンジュニアのような足腰のしっかりした歩様でなく爪先立った歩様でリーチも短く突っ立ったまま走っている姿しか見せていませんね。そんな犬のゲイトしか見ていない犬の所有者は、ストンジュニアの姿が胴長と感じるのは初心者には当たり前かもしれません。
今日は関君は、館林のFCIショーですよね。今日も1万円払ったのですよね。
後何万払えばFCIのチャンピオンカードが揃うのですか。
お金を払えばチャンピオンになれるというのは先進国ではJKCだけですね。
まるでYOU CAN という資格販売業者と同じようなやり方ですね。実力でなくお金のチャンピオンに何の意味があるのでしょうか?格好つけには、良いでしょうがそれは業者のすることであってアマチュアで素人のあなたやお友達には、必要のない事でしょう。とも思えますね。