ストンジュニアがチャンピオン完成した晩私と運転手と義母とで祝杯をあげた。
「バーちゃんストンが今日のドッグショーでチャンピオンになったんだよ。」
「チャンピオンって何さ?」
説明に窮した私は、
「バーちゃんの好きなお相撲で云う横綱と同じ意味のものだよ。」
「へーあのバカ犬がか?」
と喜んで美味い酒を飲もうとしている矢先に水を差されてしまった。88歳になる要介護2の義母にとっては、名前など覚えられる訳がないが、私が普段から犬が騒いだり吠えあっていたりすると居間の網戸越しに「コラー静かにしろ!バカ犬。」と怒鳴っているのでわが家の犬の名前は皆バーちゃんにとっては「バカ犬」になっているようだ。
この日の祝杯はビールでなく広島県のBEBEパパから先日送られてきた地酒の大吟醸酒「神のいたずら」で乾杯した。
ストンジュニアのチャンピオン完成ももしかしたら神のいたずらかも知れないなと運転手と語り合いながらこの運転手の運転でドッグショーに行き出してからトントン拍子にポイントが獲得でき4回の連続ポイントで完成出来たのも対戦相手に恵まれたと言う事もあるが本当に神のいたずらとしか思えない神わざ的なチャンピオン完成ストーリーであった。
対戦相手となった犬のオーナーさん有り難うございました。しかしセントバーナード犬種の対戦相手となったオ-ナーは、ストンジュニアがチャンピオン完成したと知るや否や「外崎さんススキノのキャバクラで何時祝勝会してくれるのだ?」と催促がうるさい。私は、「解った。解った。俺今町内会の盆踊りの準備で忙しいから皆さんの自宅にデリバリー〇ルスを派遣してやるからそれで勘弁して呉れ。」と冗談交じりに言うと恐妻家で有名な、しかし奥さんの目を盗んでは風俗学の学習に余念のないO君(別名後家殺し)は、「俺の家の平和な家庭に争いごとを起こさせるような事をしないでくれ。」と怒られた。
何れ盆明けに中華料理店で真面目な祝宴をもたねばならないと考えている。
わが家の運転手君ってどういう意味だと電話で問い合わせがあった。
答えは簡単である。ドッグショーに行く時の車の運転手であるからでそれしか会場に着いてもしないからである。
通常夫婦でドグショーに出かければ犬の手入れや面倒を看るのだが運転手さんは、車で寝ているか、近くのショッピングセンターに買い物に行っているか、甚だしい時には山菜摂りに出掛けてしまった事もあった。先日も傍の椅子に座り私がストンジュニアのひげをハサミで切っている時私の目では眼鏡をかけても識別が着きにくく苦労しているにも関わらず「お父さん見えるの?」と質問はすれども「私がやってやるよ。」という労わりの言葉が出てこない。全く愛情のかけらもない女房である。
しかし写真撮りだけは、強引にやらせている。こればかりは、ハンドリングをしている私には同時に出来ないので嫌がるのを抑えつけて撮らせている。
最初の撮影は、私の尻とストンジュニアの尻ばかりの写真であった。
二回目は、大雨の中での撮影である。
一回目の写真を見せて「こんな写真を撮って何の足しになるんだ!」と教育したものだから大雨の中でも野球帽をかぶりながら一生懸命撮ってくれた。それはそれで評価するが雨でカメラはびっしょり。「このカメラ(オリンパスE―3)は防水処理がされているから少々の雨でも大丈夫だから。」と言ってはいたもののあの大雨の中で堂々とシャッターを切るとは、想像しなかった。
そして先日は、ひさしのみの帽子をかぶり出っ腹の上にウエストポーチをつけ恰好はベテランの女性カメラマンに見えた運転手さんであった。
今回は三度目の撮影なのでお気に入りの写真が何枚かあり「良いシャッターチャンスの写真が何枚かあったよ。」と褒めると「そりゃプロだもの。」と大見えを切った。「そうですか」とか「良かったね」と謙遜する言葉が出れば可愛いものを「プロ」と言われれば後期年増のずうずうしさが鼻に着くのみであった。
そんな訳で日曜日のブログの掲載が大分遅くなり多くの方は翌日ご覧になったと思う。
翌月曜日メイルが三本電話が5本入った。更に富山のビクトリーパパはご自分のブログにストンジュニアの完成を紹介して頂き感激の極みである。
わんわん語のメイルもあり飼主さんが翻訳してメイルを頂いたのでご紹介する。
ストンお兄ちゃん、チャンピオンおめでとう
すごいね、すごいね、茜もうれしいよ~
小さい時に、遊んでもらったこと覚えているよ、茜は!
ストンお兄ちゃんは、茜より6ケ月前から家にいるけど、
態度のでかさと走りは負けなかったもんね 、茜は
またみんなと走り回りたいな~。
それでね、 お父さんに「いつか連れっていってね」とお願いしてるんだ。
もちろん、運転免許のないお母さんは大乗り気。
絶対にいくから、茜のこと忘れないで、待っててね。
PS : 茜から祝電を頼まれましたので、人間語で送ります。
茜ママより
宇都宮に巣立った頃の「茜」の写真
埼玉の熱烈に応援を頂いたお姉様(年齢不詳)より
おめでとう!オメデトウ!お目出とう!
おめでとうございます!
ヤッター!嬉しいです。
坊ちゃま ゆっくり夏休み休暇を満喫してくださいませ。
今年は 札幌も猛暑とか・・
なるべく日陰で充分に水分補給をして下さいませ。
そして山形県のルパンパパより
ストンジュニア、チャンピオン完成おめでとうございます。
ブログを拝見させてもらいながら、応援しておりました。
チャンピオン犬はこうやって誕生していくんですね
暑い中お疲れさまでした。
写真はルパン君
その他アメリカのレビロ犬舎ダイアナからもお祝いの言葉と来春の東京FCIが終了したらアメリカで走らせてみたら如何だ?とメイルが入っていた。
ダイアナとご主人のビルの夫婦を来春の東京FCIに審査員がセントバーナード犬種に造詣が深い審査員であるなら招待しハンドリングしてもらう計画がある。今年の春のFCIに招待してハンドリングしてもらおうかと考えてもみたが審査員が北欧の人でヨーロッパの全犬種の審査員の多くは、イギリスタイプ好みで大きくややバランスに欠けるタイプがセントバーナードと理解している審査員が多い。従って純アメリカタイプの当犬舎のラインは、好みでないと思い招待しなかった。
私がアメリカの単犬種展を何度も見ているがヨーロッパから招待された審査員の審査を見ているとその多くのヨーロッパの審査員はイギリスタイプ好みと推察されるピックアップの仕方をしていた。
そんな理由で今年は、パスしたが来年
審査員によっては招待してハンドリングさせてみたい。
今後の当犬舎のショーキャンペインする犬は、メス組に力を入れてみたいと思う。候補犬としては,UFO, Zalma, Cheese Cake, Disco Queenのどれかを予定している。オス組は、Zavier, Yen Power, Eagleのどれかであろう。